
今回日本に帰省の際にバンクーバー国際空港(YVR)を利用した際に気が付いたこと。セキュリティーチェックでの面倒な作業が、ぐっとラクになっていました。
これまでのセキュリティーチェックと言えば、手荷物検査の際にPCやタブレットをバッグから取り出す、100ml以下の液体類をトレーに分ける必要があり、旅行前の慌ただしい時間になかなか面倒でしたよね。
新しい検査機「CTスキャナー方式」
最近YVR(実際は2024年9月か始まっていたらしい)で導入されたのは、Computed Tomography X-ray(CTX)スキャナー方式の最新検査機。
医療用のCTスキャンのように荷物の中身を3D画像で解析できるため、従来のX線検査よりも精度が高く、不審物の判別もしやすくなっているそうです。
この技術のおかげで、パソコンや液体をわざわざ取り出す必要がなくなり、バッグに入れたまま検査を通過できるようになりました。
実際に通ってみると、持ち物をそのままトレーに載せるだけで通れるのでとても楽!荷物が流れてくる待ち時間も普段より早い印象です。液体の出し忘れによって再度カバンを開けられて確認、なんてこともないので、この変化は本当にありがたい!列の進みも早くなっていて、ストレスが少なく感じました。
他の国でも広がっている
このCTスキャナー方式は、カナダだけではなく世界的に広がりつつあります。
アメリカ:主要空港(JFK、アトランタ、LAXなど)で順次導入中
イギリス:ヒースロー空港などで導入が進み、今後は液体制限の緩和も予定
オランダ:アムステルダム・スキポール空港でも利用開始
オーストラリア:シドニーやメルボルンで一部導入済み
今後はさらに多くの空港で普及し、「PCや液体を出さなくてもよい」が世界標準になるかもしれません。
まだ注意しておきたいこと
現状、全てのレーンが新しいCTスキャナー方式ではないため、通されたレーンによっては従来通り取り出しを求められますのでお気を付けを。