ブラックタスクへのハイキング、いよいよ最終章です!(その③はこちら)ブラックタスクの山頂に上るため岩山の低い方へと向かいますが、ここが最大の難関です。ブラックタスクは安山岩という火成岩の一種でできています。その岩がボロボロと周りから風化していき、残っている部分がブラックタスクの特徴的な形を形成しています。
そのため、岩の上に上るためには、岩の壁の溝のをロッククライミングのように登っていかなくてはいけません。この岩壁を見て諦める方も少なくありません。垂直な壁ではないのでクライミング経験者であれば難しくない場所ですが、油断はできません。両手足を使って安全を確保しながら登っていきます。クライマーの友人のアドバイスもあり、初めて登る友人も慎重に進みながら登りきることができました。
そして、ようやく難関をクリアすると、あとは山頂に向かって登るだけ!登り切った山頂からは、ウィスラーブラッコム(写真左下の奥に見える山)やガリバルディレイク(写真右下)など、遮るものが何もない360度のパノラマが待っていました。夜中の2時にトレイルヘッドを出発して、休憩や時間調整をしながら山頂に着いた時間は朝の8時半。朝日を見るという目的も達成し、最後にはカナダらしいスケールが大きく圧倒的されるほどの絶景を望むことができ、達成感と喜びに溢れたハイキングとなりました。