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カナダBC州の洪水の影響で日本のマックフライポテトが不足?世界的に発生している物流の混乱

日本マクドナルドで販売されているフライドポテト Photo by Corpse Reviver

昨年末、日本のマクドナルドで、ポテトMサイズとポテトLサイズの販売が一時休止されたことが、こちらカナダでもニュースになっていました。直接的な決定打となったのは、11月にBC州で大規模・広範囲に渡って発生した洪水が原因なようですが、その背景には世界的な物流の混乱があるようです。

11月に発生したBC州メリットの洪水の様子
Photo by Stepan_

日本のマクドナルドで販売されているポテトは、主にアメリカで生産されたポテトを北米で加工し船便で出荷されているそうです。バンクーバー港はその船便の経由地となっており、今回の洪水の影響で船便の遅延が発生したため、ポテトの供給量不足が起きたとのこと。

ただし、コロナ禍以降、巣ごもり消費の増加、港湾従業員の不足、物流需要の偏在(アジアから北米への輸送需要の偏り)など様々な要因が重なり、慢性的な物流の遅延や輸送コストの大幅増など混乱が継続しており、どの業界にも影響が発生しています。

マックのポテトという存在で、世界的な物流の混乱を身近に感じることとなりましたが、報道等を聞いている限り、今後しばらくはこの混乱が続くようです。

ちなみに、日本のマックのポテトは、1月9日から1ヵ月間程度を目処に再びSサイズのみの販売になっています。日本マクドナルドの発表によると、引き続きバンクーバー近郊での洪水の影響や降雪による物流遅延が理由とのことですが、BC州では今週気温が上昇し平地では雨が降る予報で、再び洪水リスクが高まっているとの報道もあります。こちらも併せて注視していく必要がありそうです。

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