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ウィスラーで再びオリンピック開催?2030年冬季オリンピック開催地について

ウィスラービレッジ オリンピックプラザ前に設置されている五輪モニュメント

2022年の北京五輪が閉幕し、次の冬季五輪はイタリアのミラノ・コルティナ。そして2030年の開催地については、現在、日本の札幌、米国のソルトレイクシティ、そしてカナダのバンクーバーが招致に名乗りを上げています。

ご存じの方も多いかと思いますが、2010年冬季五輪はバンクーバーが開催地となりました。元々の歴史を辿ると、オリンピックを招致したいという夢からスキー場が開発が始まったウィスラーでも、アルペンスキーやノルディック競技などをホストしました。

招致活動の中でバンクーバーが売りにしているポイントの一つが、2010年の施設の大部分が再利用可能だということ。たしかにウィスラーでは現在も、当時建設されたボブスレー等のそり競技場、スキージャンプやクロスカントリスキーのノルディックスキー競技場が継続して稼働しています。

そして、もう一つ重要なコンセプトがあり、先住民族主導でオリンピックをホストするという点。「Líl̓wat族、Musqueam族、Squamish族、Tsleil-Waututh族の4つの部族がイニシアチブとりウィスラー市、バンクーバー市とともに共催する」ということの様です。

カナダの先住民族がつい最近まで不当な扱いを受けてきたことは、カナダ国家としても認めるところですが、先住民族が主導となり周辺自治体との協力関係をより強固にしながらオリンピックを主催することは、「平和の祭典」としての意義に強く通ずるようにも感じます。

IOCとしては、年末までには開催地候補を絞り込み、来年5月~6月のIOC総会にて決定される見込みとのこと。札幌開催も含めより具体的な計画が今後でてくると思いますので、引き続き動向を見ていきたいと思います。

カナダ/ウィスラーの個人旅行専門旅行会社「JAPANADA」のスタッフが、現地の最新情報やウィスラーでの日常などを配信しています。

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