EPICパスには、Vailリゾートグループのスキー場に加えて、数々のパートナーリゾートでも滑走できる特典が含まれています。日本でも白馬やルスツで5日間ずつ滑走でき、カナダでも6つのリゾートで滑走できる特典があります。

カナダ国内のウィスラーブラッコム以外で滑走できるスキーリゾートは以下の6か所。EPICパスを購入していると、この6カ所のスキー場を合計7日間無料で滑走できる特典が付いてきます。いろいろなリゾートを回ってみたいのであれば1~2日間ずつ、一つの場所で滑り込みたいのであれば7日間集中して滑ることも可能です♪ もし7日間を超えて利用したい場合は、1日券を窓口料金から50%OFFで購入することもできます。
カナダ国内の滑走できるウィスラーブラッコム以外のスキーリゾート
・カナディアンロッキーエリア
ファーニー アルパイン リゾート(Fernie Alpine Resort)
キッキングホース マウンテン リゾート(Kicking Horse Mountain Resort)
キンバリー アルパイン リゾート(Kimberley Alpine Resort)
ナキスカ スキーエリア(Nakiska Ski Area)
・ケベックエリア
モンサンタン(Mont-Sainte-Anne)
ストーンハム(Stoneham)
この中でも、特に人気の高いキッキングホースとファーニーに実際行って滑ってきましたので、ご紹介します。
ヘリスキーエリアが開発されてできたスキー場「キッキングホース」
かつてヘリスキー専用エリアとして知られていたエリアを、ゲレンデとして整備して誕生したのが キッキングホース。そのため、山全体がバックカントリーのような雰囲気で、自然地形を活かした滑走が魅力です。
- 地形の特徴:山頂から谷底までの標高差は1,200m以上。急斜面・非圧雪エリアが豊富で、パウダー好きにはたまらない環境。フリーライドワールドツアーという世界大会の舞台にもなった迫力ある斜面も滑れます。
- おすすめ層:上級者〜エキスパート。チャレンジングな滑りを求める人に特に人気。
- アクセス:カルガリーから車で約3時間半。ゴールデンという町が拠点になります。
私が滞在したのは春らしい雰囲気の中でしたが、なんと前日にパウダーが降ってくれて、非圧雪エリアも思い切り楽しむことができました。ゲレンデ内はいくつものボウル状の地形が並んでいて、それぞれの尾根からボウルに下りれば、豪快な急斜面を満喫できます。雪が積もったときにはツリーランも最高に楽しめそうで、豊富なバリエーションを持つスキー場だと実感しました。
キッキングホースに行くなら、パウダーが降った天気の良い日を狙って山頂からの景色と、ダイナミックなロングランを堪能するのがおすすめです。
サウスロッキーの豪雪地帯にできたスキー場「ファーニー」
「Powder Capital of Canada(カナダのパウダー首都)」とも呼ばれるほど、積雪量の多さで知られるのが ファーニー。サウスロッキーの地形と気候条件が重なり、毎年豊富なドライパウダーが降り積もります。
- 雪質・積雪:年間平均積雪量は約11m。柔らかいパウダーを高確率で楽しめる。
- コースの特徴:広大な5つのボウル(大きな谷地形)があり、ツリーラン、非圧雪、緩斜面まで多彩。レベルを問わず満足度が高い。
- アクセス:カルガリーから車で約3時間半。落ち着いた山岳リゾートタウン「ファーニー」がベース。
キッキングホースと比べるとコースの選択肢が幅広く、中級〜上級者が一日中楽しめる懐の深さが魅力です。ファーニーでは、山頂近くにあるポーラーピークリフトに挑戦してみたのですが、これがなかなかオープンしないとのこと。ローカルでもシーズン中に一度も乗れないことがあるそうで、もし乗れたらかなりレアでラッキーです。今回はハイシーズンの雪質を体験することはできなかったのですが、次回はぜひ真冬のパウダーを狙ってみたいと思いました。
町並みはこじんまりとしつつも温かみがあり、スキーやスノーボードを心から楽しんでいるローカルの雰囲気がとても印象的でした。
まとめ
Epicパスを持っているなら、ウィスラーだけでなく キッキングホースやファーニーも旅程に組み込むと、より多彩なカナダスキー体験が可能になります。
- キッキングホース:急斜面・チュート・非圧雪を攻めたい上級者向け
- ファーニー:雪質重視、ツリーランや多彩なコースを楽しみたい人向け
1週間の旅行であれば、例えば「ファーニーで数日 → キッキングホースで締めにチャレンジ」といった組み合わせもおすすめです。ウィスラー以外にも楽しめる特典が付いているEPICパス。ワーキングホリデーなど長期滞在でウィスラーを滑走する方や、旅行でもウィスラー以外のスキー場にも行ってみたいという方には、EPICパスがお勧めです!
EPICパスと他のウィスラーブラッコムシーズンパスを比較したこちらの記事も是非お読みください。