ウィスラーの概要

太平洋をはさんで日本の反対側に位置するカナダ第三の都市バンクーバー。日本から直行便で約8時間半。そこから北へ約120km、バスに乗って、「Sea to Sky Highway(海から空へのハイウェー)」と呼ばれる99号線を3時間ほど揺られると、標高675mのウィスラービレッジに到着です。
スキー場がオープンしたのは1966年ですが、リゾートとして現在のビレッジ原型ができあがったのは1980年のこと。 ウィスラーとブラッコム、フィッツシモンズ谷を挟んで独立する2つの巨大なスキー場が麓のビレッジでひとつに結ばれ、北米最大のスキーリゾートが生まれました。
計画的に開発されたスキーヤーのための街として、その施設の充実ぶりは折り紙つき。 カナダやアメリカはもとより、本場ヨーロッパからもその評判に魅せられて、毎年多くの人々が訪れます。
ウィスラーとブラッコムの2つのスキー場を合わせたコース数は200を軽く超え、ウィスラーは1530m、ブラッコムは1609mの標高差を誇り、最長コース11km、3つの氷河、12のアルパインボール、無数の林間コースに総数37のゴンドラとリフトが効率よく張り巡らされています。
統一された落ち着きあるビレッジ内には200を超えるショップ、90以上のレストラン、120を超えるホテルやコンドミニアムが建ち並び、そのメインストリートは歩行者専用。短期滞在中に必要な物はビッレジ内ですべて手に入れることができるようになっています。また近代的なリゾートから一歩離れれば、周囲の雄大な山々でスノーモービルやヘリスキー&ヘリボードがカナダならではの大スケールで気軽に楽しめるのもウィスラーの魅力のひとつ。
何ひとつない原野から、長期的な開発計画のもとに発展してきた世界有数のスキーリゾート。現在では雪が解けると緑まぶしい開放的な高原の避暑地として、冬以上の賑わいを見せるようになりました。季節を問わず、ここは日常の煩わしさを忘れさせ、自然に囲まれた快適空間の中で、自分を取り戻す時間を約束してくれる街なのです。