
pen, acrylic ink on paper, mounted on board
190 x 340 cm
Collection of Sustainable Investor Co., Ltd Courtesy of Mizuma Art Gallery
ウィスラーにある美術館「Audain Art Museum」でこの夏、特別展示として日本人画家の個展を開催するというので美術館の方に話を伺いました。
画家の池田学さんは佐賀県出身、文化庁による研修員制度でバンクーバーに滞在されていたこともあるそうですが、10年ほど前からはアメリカのウィスコンシン州に拠点を移し制作を行っておられます。初めて池田さんの作品を見た時その緻密な描写はもちろん、力強さと色の美しさにも圧倒されたものですが、その実物の数々を見られるなんて!と今からわくわくしてしまいます。
ウィスラーといえばスキーやハイキング、ゴルフなどのアウトドアスポーツを楽しむリゾートのイメージがありますが、美しい自然とアートは実はとても相性がいい気がします。ウィスラーの夏は日が長いので一日のうちアウトドアアクティビティを楽しむだけでなく美術館で過ごす時間も十分あるのが嬉しいですね。
オデイン美術館では特別展示のほか、常設展示にはブリティッシュコロンビア州のアーティスト作品や先住民による美術品の数々が並んでいます。初めてウィスラーを訪れる方もそうでない方にも緑に囲まれたこの空間で過ごす時間は心地よく旅の思い出に新たな魅力が加わるのではと思います。
池田学さんの個展の開催期間は6月24日から10月9日まで。これが北米で開催される初めての個展になるとのことで期間中はご自身もウィスラーに滞在し、館内の一角にスタジオを設けて制作も行われるそうです。