2023年1月1日更新情報
コロナや風邪の症状があり救急病院を訪れる場合も、他の症状と同様の扱いに戻っており、救急病院での診察が可能です。ただし、感染者数などの状況次第で予告なく扱いが変わる可能性もあります。
コロナの水際対策も徐々に緩和されて日本からもスキーヤー、スノーボーダーは多く来られるようになりました。滞在中にコロナや風邪にかかったら?ウィスラーでの医療は日本とは違う部分もありますのでご紹介します。
カナダでは現在コロナのテスト(抗原検査)キットが無料で配られています。ビレッジ内でしたら、Rexall、Shoppers Drug Martといったドラッグストアの処方薬カウンターなどに置かれているのでもらっておきましょう。Covid19 Rapid Test Kitなどと書かれています。(多くの人に行き渡るように一度にもらうのは必要な分だけにしましょう。)1箱に5回分ずつ入っています。また、病院から処方薬が出るケースはごく限られているので、鎮痛剤・解熱剤(ブランド名:TylenoleやAdvilなど)も常備しておくといいと思います。
風邪またはコロナに罹ったかなと思ったら、まずテストキットで陽性か陰性かを調べます。
ちなみに現在カナダではコロナ陽性であっても隔離は義務付けられていません。保健所などへの報告も不要です。一般的には熱がある間は家で安静にし、回りの人にうつさないように注意してください、と案内されています。必要な食料の買い出しなどに出歩くこともできます。
<コロナテスト陽性の場合>
●予約制の診療クリニックでは受け入れを行っていません。
●以下のようなハイリスクのカテゴリーに当てはまる人には一定の条件でコロナ治療薬が処方される可能性があるので、診察を希望する場合は救急病院で診てもらうことができます。
免疫不全/非常に病弱である/70才以上で3つ以上の慢性疾患を抱えている/70才以上の先住民族/3回以上のワクチン接種をしておらず3つ以上の慢性疾患を抱えている/年齢が50才以上で3回以上のワクチン接種をしていない/先住民族で3回以上のワクチン接種をしていない
●自分がハイリスクのカテゴリーに当てはまるかどうかは、「オンラインの診断フォーム」でも判断できます。
⇒2023年1月1日現在、コロナや風邪の症状があり救急病院を訪れる場合も、他の症状と同様の扱いに戻っており、ハイリスクかどうかにかかわらず救急病院での診察が可能です。
●コロナや風邪の症状があって救急病院を訪れる場合、現在は病院の建物の外で受付けおよびトリアージュ(ケガや病気の緊急性を診て診察の優先順位が判断される)が行われています。これらの手続きにどれくらいの時間がかかるか、どれくらい屋外で待たされるかは病院の混み具合によります。ウィスラーならではの事情ですが午後から夕方にかけてスキー場から運ばれてくるケガ人、重傷者が多いためこの時間帯は待ち時間が長くなる可能性が高いです。もし可能なら午前中などの空いている時間帯を選ぶといいでしょう。
⇒2023年1月1日現在、コロナや風邪の症状があり救急病院を訪れる場合も、他の症状と同様の扱いに戻っており、救急病院での診察が可能です。
●ハイリスクのカテゴリーに当てはまらない場合、風邪やインフルエンザに罹った時と同じように自宅で症状の管理を行う。(安静/水分を多く摂取/喉や咳の症状には加湿器やホットシャワーの使用が効果的/熱や頭痛には市販の鎮痛剤・解熱剤を使用)
●発症から5~6日経っても症状が改善しない場合、BC州ヘルスリンク(811)に電話をして看護士に相談することができます。
●以下のような重篤な症状がある場合は救急車(911)を呼んでください。
呼吸困難/胸が痛い/水分を飲むことができない/非常に体調が悪い/頭が混乱している
<コロナテスト陰性の場合>
●自宅で症状の管理を行う。(安静、水分を多く摂取、喉や咳の症状には加湿器やホットシャワーの使用が効果的、熱や頭痛には市販の鎮痛剤・解熱剤を使用)
●発症から5~6日経っても症状が改善しない場合、BC州ヘルスリンク(811)に電話をして看護士に相談することができます。
●自宅で管理できないような症状については病院に相談します。
●一般的にインフルエンザや風邪はウィルスによるものなので診察を受けても薬が処方されずに上記のような症状管理の指導のみが行われるケースが多いです。しかし症状が長引いたり悪化している場合、あるいは重篤な場合には他の病気が疑われるので診察をを受けるのがいいでしょう。
いかがですか?発熱外来というものがなく、ある程度自分で判断し管理することが求められるのが日本と違う点かもしれません。受診の前にコロナの抗原検査を自分で行って陽性かどうかを調べる必要があるので、検査キットはぜひ入手しておきましょう。
ご案内した内容は本日現在の通達に基づくもので以下のサイトに詳しく出ています。
http://www.bccdc.ca/health-info/diseases-conditions/covid-19/if-you-have-covid-19#manage