カナダの主な災害となる山火事ですが、快晴が続く夏の乾燥する時期は特に山火事が発生するリスクが上がります。乾燥した空気の中で風などで揺れた木々の摩擦や落雷によって自然発火し、さらに火が風に乗ったり燃えやすい木に移って広がっていきます。場合によっては町まで燃え広がることもあるのが怖いところです。
そんな山火事から守るため、ハイウェイ沿いやオンラインの天気予報サイトなどでは山火事のリスクを段階で表しているサインあり、人災での山火事が発生しないように注意を呼びかけています。特に、リゾート地でのような人が多く集まる場所で山火事が発生してしまうと被害が大きくなってしまうため、ウィスラーでは山火事を予防するために予め木々を間引きするという予防策も取られています。
数年前はチャカマスエリアやロストレイクエリア、昨年はネスターズマーケットの裏のエリアなど、木が密集しているエリアの木々を順番に間引き、山火事のリスクを減らしています。森林を伐採することはあまり良いイメージは持たれませんが、災害から森林が壊されないようにバランスを考えて守られているのですね。