上の写真は、先日ウィスラーの野球グラウンドで撮影したもの。時間帯は夕方頃で、少なくとも私がその場所に滞在していた1時間ぐらいは熱心に食事を続けていました。
山では春スキーシーズン真っ只中ですが、麓では雪解けが進み、ブラックベアを見かける機会も増えてきました。熊は早朝や夕方に活動が活発になるので、その時間帯に外を出歩くと必然的に遭遇確率が上がります。
ウィスラーで熊について調査している専門家によると、2020年の時点でウィスラーには50頭ほどのブラックベアが生息しているそうです。ブラックベアの性格は、大人しく温厚で、人間に対して寛容なため、人との間で大きなトラブルになることはめったにありません。
とはいえ、大事なのは熊と人の間で適度な距離感を保つこと。ウィスラーではBear Smartといって、居住者や観光客向けに熊と共存していくための啓蒙活動が行われています。
https://www.bearsmart.com/docs/bear-smart-visitors-guide-japanese.pdf
上のリンクの資料(日本語版)は、ウィスラーに生息しているブラックベアの基本事項や注意事項、実際に遭遇したときにどうすれば良いかなどが簡潔にまとめられています。「なるほど」と感じることも多いですし、野生動物としての生態を知る上でも興味深い内容になっていますので、是非ご覧になってみて下さい。