
カナダには氷河がたくさんあり、ウィスラーのスキー場や周辺の山々にも広大な氷河エリアが広がっています。バックカントリーエリアではその氷河上を歩いたりすることもあるですが、怖いのは「クレバス」と呼ばれる氷河の割れ目に落下する危険があることです。そんな氷河地帯が多いカナダだからこそ、クレバスからのレスキュー方法や氷河についての知識を学ぶコースなどを受講する機会も多くあります。
私は2年前に「クレバス・レスキューコース」を受講し、ロープワークや支点の作り方などを学びましたが、雪崩などの講習と同じく、いざというときに使えるようにトレーニングも必要です。そこで先日、バックカントリーに一緒に行く友人たちとトレーニングをしましたが、ロープの扱いに慣れていない私は最初は時間がかかったりスムーズにはいきませんでした。
カナダのバックカントリーガイドやヘリスキーガイドはこういったトレーニングや経験を積み重ね、万が一に備えています。また、そういった知識を一般の方にも共有する場を作っているガイド協会のおかげで、私たちもバックカントリーを楽しめているのだと実感します。